wasabitan’s blog

読んだ本と撮った写真記録する気まぐれな日記です。

読書

読書の春その45。「あなたへ」

著者 森沢明夫 長編 kindle 272ページ 発売日 2012/2/4 読み終えるのにかかった時間 3時間 刑務所の作業技官の倉島は、亡くなった妻から手紙を受け取る。妻の故郷にもう一通手紙があることを知った倉島は、妻の想いを探る旅に出る。夫婦の深い愛情…

読書の春その44。「虹の岬の喫茶店」

著者 森沢明夫 連続短編集 kindle 268ページ 発売日 2013/12/4 読み終えるのにかかった時間 2時間 小さな岬の先端にある喫茶店。そこでは美味しいコーヒーとともに、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれる。その店に引き寄せられるように…

読書の春その43。「サンセット・サンライズ」

著者 楡 周平 長編 単行本 354ページ 発売日 2022/1/26 読み終えるのにかかった時間 3時間 築9年、3LDK、家具家電付き――なのに家賃8万円!?大手電気機器メーカー「シンバル」に勤務する西尾晋作は、海釣りが大好き。コロナ禍でテレワークが当たり前…

読書の春その42。「すべて真夜中の恋人たち」

著者 川上未映子 長編 単行本 269ページ 発売日 2014/10/15 2023年全米批評家協会賞 小説部門 最終候補作品 (英語版) 読み終えるのにかかった時間 2時間 「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わした…

読書の春その41。「ロスト・ケア」

著者 葉真中顕 長編 単行本 338ページ 発売日 2015/2/20 第16回日本ミステリー賞新人賞受賞 読み終えるのにかかった時間 3時間 戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奧に響く痛ましい…

読書の春その40。『やさしさを忘れぬうちに』

著者 川口俊和 連続短編集 単行本 283ページ 発売日 2023/3/13 読み終えるのにかかった時間 3時間 「いつか」なんて待たずに、すぐ会いに行けばよかった——。 結婚を許してやれなかった父、バレンタインチョコを渡せなかった女、離婚した両親に笑…

読書の春その38。「#真相をお話しします」

著者 結城真一郎 短編集 単行本 203ページ 発売日 2022/6/30 読み終えるのにかかった時間 2時間 第22回本格ミステリー大賞ノミネート 私たちの日常に潜む小さな“歪み”、 あなたは見抜くことができるか。 家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生…

読書の春その37。「爆弾」

著者 呉勝浩 長編 単行本 416ページ 発売日 2022/4/20 読み終えるのにかかった時間 5時間 東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最…

読書の春その36。「掬えば手には」

著者 瀬尾まいこ 長編 単行本 248ページ 発売日 2022/7/6 読み終えるのにかかった時間 3時間 大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。ところが、バイト先…

読書の春その35。「ある男」

著者 平野啓一郎 長編 単行本 354ページ 発売日 2018/9/28 読み終えるのにかかった時間 4時間 2022年映画化 愛したはずの夫は、まったくの別人であった。弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける…

読書の春その33。「湯道」

著者 小山薫堂 長編 文庫本 286ページ 発売日 2022/12/26 2023 映画化 2月23日公開 読み終えるのにかかった時間3時間 建築家として独立した三浦史朗だが、最近仕事がうまくいかない。実家の「まるきん温泉」は父亡き後、弟の悟朗が継いで…

読書の春その32。「エゴイスト」

著者 高山真 長編 kindle 145ページ 発売日 2022/8/5 2023年 映画化 読み終えるのにかかった時間 2時間 「愛した彼は体を売って、生きていた」。 年初春、本作品の映画化が決定。出演は鈴木亮平、宮沢氷魚。文庫版には鈴木亮平の特別寄稿を収…

読書の春その31。「エミリの小さな包丁」

著者 森沢明夫 長編 kindle 343ページ 発売日 2019/6/14 読み終えるのにかかった時間 3時間 信じていた恋人に振られ、職業もお金も、居場所さえも失った25歳のエミリ。 藁をもすがる思いで10年以上連絡を取っていなかった祖父の家へ転がり込む。心が…

読書の春その30。「同志少女よ、敵を撃て」

著者 逢坂冬馬 長編 単行本 493ページ 発売日 2021/11/17 第11回 アガサ・クリスティー賞大賞受賞作 2022年 本屋大賞 大賞受賞 読み終えるのにかかった時間 5時間 独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は…

読書の冬その29。「よだかの星」

作者 宮沢賢治 短編童話 kindle 11ページ 読み終えるのにかかった時間 20分 「ああ、つらい、つらい。僕はもう虫をたべないで餓えて死のう。いやその前にもう鷹が僕を殺すだろう。いや、その前に、僕は遠くの遠くの空の向うに行ってしまおう。」みにくい姿…

読書の冬その28。「ミニマリスト式超Twitter術:1日1ツイートで人生を豊かにするツイッターの使い方」

著者 なにおれ 電子書籍 kindle 128ページ 発売日 2021/9/14 読み終えるのにかかった時間 1時間 ランキング参加中読書 ランキング参加中電子書籍 ・・・サクッと読むはずが、じっくり読んでしまいました。 この本を読もうと思った理由が、ツイッ…

読書の冬その27。「月曜日の抹茶カフェ」

著者 青山美智子 連続短編集 単行本 221ページ 発売日 2021/9/9 読み終えるのにかかった時間 3時間 「木曜日にはココアを」のメンバーが登場するシリーズ続編。 川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」…

読書の冬その26。「木曜日にはココアを」

著者 青山美智子 連続短編集 単行本 217ページ 文庫本 211ページ 発売日 2017/8/26 (単行本) 読み終えるのにかかった時間 3時間 Amazonベストセラー1位 僕が働いている喫茶店。必ず木曜日にきて、いつも同じ席で手紙を書く女性がいる。そし…

読書の冬その25。「夜に星を放つ」

著者 窪 美澄 短編集 単行本 220ページ 発売日 2022/5/24 読み終えるのにかかった時間 3時間 2022年 上半期 直木賞受賞作品 かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。 コロ…

読書の冬その23。「草原のサーカス」

著者 彩瀬まる 長編 単行本 256ページ 発売日 2021/2/25 読み終えるのにかかった 4時間私たちは、どこで間違ったのだろう――? 転がるようにうつろう世界で。製薬業界で研究者として働く姉と、アクセサリー作家として活動する妹。二人は仕事で名声…

読書の冬その22。「水を縫う」

著者 寺地はるな 長編 単行本 248ページ 発売日 2020/5/26 読み終えるのにかかった時間 3時間 松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周…

読書の冬その21。「プラナリア」

著者 山本文緒 短編集 単行本 266ページ 文庫本 283ページ 読み終えるのにかかった時間 4時間 2000年 下半期 直木賞作品 「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、もう病院…

読書の冬その20。「お父さんはユーチューバー」

著者 浜口倫太郎 長編 単行本 272ページ 読み終えるのにかかった時間 3時間 宮古島のゲストハウス「ゆいまーる」のひとり娘、小学五年生の海香は絵を描くことが大好き。将来は東京の美術大学に入りたいと思っていた。そんなある日、父親の勇吾が宣言した…

読書の冬その19。「自転しながら公転する」

著者 山本文緒 長編 単行本 480ページ 文庫本 672ページ 発売日 2020/9/28(単行本) 読み終えるのにかかった時間 5時間 母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人…

読書の冬その18。「元彼の遺言状」

著者 新川帆立 長編 単行本 336ページ 文庫本 352ページ 発売日 2021/10/6(単行本) 2021年 第19回「このミステリーがすごい!大賞」大賞受賞作品 2022年 ドラマ化 読み終えるのにかかった時間 4時間 金に目がない凄腕女性弁護士が…

読書の冬その17。「先祖探偵」

著者 新川帆立 長編 単行本 292ページ 発売日 2022/7/15 読み終えるのにかかった時間 4時間 ひとりでも寂しくない。私はもっと、強くなれる。「あなたのご先祖様を調査いたします」風子は、母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてき…

読書の冬その16。「月の立つ林で」

著者 青山美智子 連続短編集 単行本 264ページ 発売日 2022/11/7 2023年 本屋大賞ノミネート作品 読み終えるのにかかった時間 3時間 長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを…

読書の冬その14。「もどかしいほど静かなオルゴール店」

著者 瀧羽麻子 短編集 単行本 272ページ 発売日 2021/7/7 「ありえないほどうるさいオルゴール店」のシリーズ続編 読み終えるのに時間 3時間 ランキング参加中読書 今日は祝日で仕事も休みでお家まったりデーなので勢いで続編を読破しました。 3…

読書の冬その13。「ありえないほどうるさいオルゴール店」

著者 瀧羽麻子 短編集 単行本 245ページ 文庫本 280ページ kindle 224ページ 発売日 2018/5/10(単行本) 読み終えるのにかかった時間 4時間 ランキング参加中読書 ランキング参加中電子書籍 なぜかkindleで読むとすらすら読めて早く読み終…

読書の冬その12。「新しい星」

著者 彩瀬まる 連作短編集 単行本 229ページ 発売日 2021/11/24 2021年 上半期 直木賞候補作品 読み終えるのにかかった時間 4時間 私たちは一人じゃない。これからもずっと、ずっと愛するものの喪失と再生を描く、感動の物語幸せな恋愛、結…