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著者 逢坂冬馬
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長編
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単行本 493ページ
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発売日 2021/11/17
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第11回 アガサ・クリスティー賞大賞受賞作
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2022年 本屋大賞 大賞受賞
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読み終えるのにかかった時間 5時間
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵"とは? 引用:Amazon
歴小説を読んだことがなかったので、とても難しい話だなぁと思いながら読み始めて徐々に引き込まれていく中、途中読むのが辛くなるような場面も多数ありました。読む間の気持ちの浮き沈みが激しかったです。
ですが、読むのやめようかなとは思いませんでした。
フィクションでありながらノンフィクションってところが女の自分にとってが読んでいてとても悲しいと、、、只々悲しいと思いました。
戦争を描いた内容ならではの衝撃的な場面が多かったです。
実際に過去にあったと同時に、今現在も戦争が起きているとこで同じようなことが起きてるとと思うと戦争は悪だと改めて思いました。
最初から最後まで、気が抜けない、たくさんの事を考えさせられる作品でした。
読んでよかったなと思えました。
歴史小説や戦争物などが苦手な人も、引き込まれる内容です。
迷っているなら絶対読んだほうがいいと言い切れる作品です。
娯楽で読書しているのに、この作品は勉強している様でした。