wasabitan’s blog

読んだ本と撮った写真記録する気まぐれな日記です。

読書の春その78。「極楽征夷大将軍」

  • 著者 垣根涼介
  • 長編
  • 単行本 552ページ 2段組
  • 発売日 2023/5/11 
  • 読み終えるのにかかった時間 21時間

第169回直木三十五賞受賞作

やる気なし
使命感なし
執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか?

動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。

混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか?
幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。

とても気になっていた本です。一度図書館で見つけて中身をのぞいた瞬間「これは無理難題過ぎる。。。」とスルーしました。

が、また見かけてしまいやはり気になると覚悟を決めて読むことにしました。

結果、やっぱり難題過ぎる本でした。

歴史小説で時代も鎌倉時代の終わりから室町時代の話で難しいかなと思いましたがわかりやすく描かれていてまるで大河ドラマを見てる感覚です。

歴史の勉強をしているような感じです。

それでは何が難題かというと。。。

ページ数が鬼、、、文字の小ささが鬼、、、1ページに対しての文字数が鬼、、、

娯楽で読書しているのに勉強かのような義務感にかられます。

図書館の返却日まで読み終わらないかもしれないと不安になりました。

上下巻であったら気軽に読めたかもしれません。

 

ですが、さすが直木賞です。歴史小説だけど笑えるところもありとても楽しめました。

 

 

 

IXYDIGITAL55で撮る日常。

  • 撮影機種 canon IXYDIGITAL55
  • センサー ccd
  • 素数  530万画素
  • 発売日  2005年 3月

 

 

先週末に潮干狩りに行ってきました。

海に行ったのが久しぶり過ぎてテンション上がりました。

とても気持ちがよく、収穫もそこそこありとても楽しかったです。

 

それと久しぶりにコンデジで遊びました。

IXYDIGITAL55は実家に眠っていたデジカメです。

20年近く前のデジカメですが動きます。そしてよく撮れます。

色味がフィルムっぽくてとても好きです。とてもエモいです。

ちなみにノーレタッチです。

コンパクトで首に下げていても疲れないので持ち歩きも苦になりません。

 

今はコンデジが流行っているそうななので貴重なカメラかもしれませんね。

まだまだ大事に使いたいと思います。

 

 

読書の春その77。「傲慢と善良」

  • 著者 辻村深月
  • 長編
  • 単行本 416ページ
  • 発売日 2019/3/5 
  • 読み終えるのにかかった時間 5時間

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」

引用:Amazon

借りる予定もなかった本ですが図書館をふらふらしていたら偶然目に留まりそういえば映画化になるんだっけと思って借りました。

正直自分にはあまりグッと来なかったというと反感を買いそうですが正直そんなところでした。。。

年齢的にちょっと違うのかなとかそれだけではないですが何でしょう。。。

なんとも言えない感じでした。

ですが大変な人気なのでグッとくる人の方が多いのかもしれません。。。

たまたま私には合わないという感じでした(悲)

もうちょっとすっきりあっさり感があればスーッと話が入ってきたかもしれません。

読んでいて考えて過ぎてしまう感じ???

ですが途中出てくる女性たちの性格の悪さは圧巻です。

いるいるこういう人達と納得してしまいました笑

そしてこれが映画化となるとキャストがとても気になります。

具体的な発表が楽しみです。

 

 

 

読書の春その76。「世界一面白くてお金になる経済講座」

  • 南 祐貴(セカニチ)
  • 単行本 192ページ
  • 発売日 2022/3/30 
  • 読み終えるのにかかった時間 2時間

https://amzn.to/3HWexbu

 

タイトル通り面白い内容でした。

難しいなと思ってたことがこの本を読みながらだと面白く簡単に解説してあるのでスラスラ読めて頭にもスムーズに入って来ました。

要するに「お金に働いてもらう!」ってことが大事なのだと思いました笑。

その通りだと思います。勤勉に働いてお給料をもらうそのお給料にも限界があるのが悲しいけど現状です。。。

ならばお金の増やし方を変えればいいのだと。。。

知識がなければ時が過ぎるだけなので学びはやはり必要だなと思わされる本です。

少しでも考え方に柔軟性を持って、それを実践するだけでも結果が違うのかなと思いました。

本を読むって面白い!そしてそれを活かせたらもっと面白いことになりそうです。

イラストの解説もわかりやすくとても有意義な学びの時間になりました。

 

そして最近、無印良品の「しおりシール」が大活躍です↓

こんな感じでぺとっとはつけるだけ。

とても手軽で簡単で貼っつけってあるので落としてどこ行った?ってなりません。

ですがとても悲しいデメリットも発見↓

「世界」の隣よーく見てください剥がしたあとが残っています。

と言うかシールと一緒にカバー素材が剥がれてしまいます。

借りた本や売りたい本など、カバーの素材によっては注意が必要です。

あとは3冊使い回しが限界かな。。。粘着力が低下します。

自分の中ではそれ以外はとても満足できています。

しおりってすぐ無くしちゃうので無くならないだけで満点です。

そして5本で150円なのでコスパも最強。

気になる方は無印良品を覗いてみてください。

 

 

 

 

読書の春その75。「眠れない夜は体を脱いで」

  • 著者 彩瀬まる
  • 連続短編
  • 単行本 256ページ
  • 発売日 2020/10/22 
  • 読み終えるのにかかった時間 3時間

自分の顔がしっくりこない男子高校生。五十過ぎに始めた合気道で若い男の子とペアを組むことになった会社員。恋人の元カノの存在に拘泥する女子大生。妻も部下も、なぜ自分を不快にさせるのかと苛立つ銀行支店長。彼らは「手の画像を見せて」という不思議なネット掲示板に辿り着く……。「私」という違和感に優しく寄り添う物語 引用:Amazon

https://amzn.to/49mdq0Z

 

久々の彩瀬まるさんの作品です。

やっぱり独特の世界観です。

静かに話が進む中で奥深くで何かが激しく動くような、ジワジワときます。

これは静かな場所で静かな時間を過ごしたいときにぴったりな本です。

ほんとにジワジワきます。

短編ですが最後の話で「これか。。。」と驚きの展開が有りますがそれも静かにジワジワと来ます。

とても静かに心に迫りくる作品でした。

 

読書の春その74。「失恋バスは謎だらけ」

  • 著者 森沢明夫
  • 長編
  • 単行本 456ページ
  • 発売日 2017/9/20 
  • 読み終えるのにかかった時間 5時間

経営危機に瀕している旅行会社の名物企画「失恋バスツアー」。
このツアーの趣旨は、失恋した参加者に、鄙びた旅館、わびしい粗食、
うら寂しい観光地を提供してどん底まで落ち込んでもらい、
あとは上がるだけ、グイグイ元気になってもらいましょうというもの。
しかし、添乗員として乗り込んだ37歳の天草龍太郎は、カウンセラーとして
同じく添乗している小雪に自らがフラれたばかりだった。ツアー中も小雪はツレない態度。
しかも今回の参加者はとことん濃いメンツで、やたら元気な金髪ハーフ美女、
自称パンクロッカー、修験者のような巨漢、謎の中国人、文学少女ふうお嬢様など、
彩りが豊かすぎる9名。ハプニング続きで翻弄される龍太郎だが、
意外な事実が次々と明かされていく。笑いあり、涙ありの感動ツアー、いざ出発進行!

引用:Amazon

https://amzn.to/3uhk9tL

 

大好きな森沢先生の作品です。

なんか表紙がとても可愛いですよね♪

それだけでもウキウキします。タイトル見てもどんな話なのか想像できない・・・。

そんなとこに惹かれて読んでみました。

本当に謎だらけの人たちが繰り広げる人間ドラマでとても面白かったです。

ですがとシリアスな場面もあり、少し衝撃的な話もありで最後まで楽しませてもらいました。

そしてそして大興奮のゲストがまたまた登場したりほんとにやられました笑。

 

読書の春その73。「猫のお告げは樹のしたで」

  • 著者 青山美智子
  • 連続短編
  • 文庫本 368ページ
  • 発売日 2020/6/4 
  • 読み終えるのにかかった時間 4時間

『木曜日にはココアを』で第1回宮崎本大賞を受賞した青山美智子の2作目が待望の文庫化。
失恋のショックから立ち直れないミハルは、ふと立ち寄った神社で、お尻に星のマークがついた猫――ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり、「西向き」のマンションを買った少し苦手なおばの家を訪れるが……。中学生の娘と仲良くなりたい父親。なりたいものが分からない大学生……。なんでもない言葉をきっかけに、思い悩む人たちの世界がガラッと変わっていく――。 お告げの意味に気づいたとき、ふわっと心があたたかくなる。7つのやさしい物語です。インスタフォロワー数250万人超のミニチュア写真家・田中達也氏がカバーを手がけています。

引用:Amazon

 

https://amzn.to/3SPy8jW

 

本屋さんで買ってそのまま積んだままにしていました。

青山先生申し訳ありません。こんな素敵な本を机に閉じ込めてしまいました。

買ったらすぐに読むべきでした。

素敵な話ばかりで最後の最後で心が満たされであふれてしまうくらいすごくよかったです。

短編ですが登場人物は他の話に少し登場したりしてそれぞれの話の登場人物への愛情がとても感じられる作品でした。

とても癒されるお話ばかりです。

何度も読み返したくなる作品でした。