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著者 葉真中顕
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長編
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単行本 338ページ
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発売日 2015/2/20
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第16回日本ミステリー賞新人賞受賞
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読み終えるのにかかった時間 3時間
戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。その報を知ったとき、正義を信じる検察官・大友の耳の奧に響く痛ましい叫び――悔い改めろ! 介護現場に溢れる悲鳴、社会システムがもたらす歪み、善悪の意味……。現代を生きる誰しもが逃れられないテーマに、圧倒的リアリティと緻密な構成力で迫る! 全選考委員絶賛のもと放たれた、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
引用:Amazon
初めてこの作家さんの作品を読みました。
映画の予告編がテレビに映るたびに気になり読んでみました。
社会問題の闇が緻密に描かれていました。
本編のあとに「主な参考資料」がズラーッと載っていて参考資料がこれだけあってこの内容か・・・と納得できました。
自分にもいつかは身近になる現実だと思うと他人事では済まされないと思わされました。
原作を読んで映画化された意味が少しわかりました。
ただ単に面白い小説だからとかよく売れたからとかではなく
他になにか強く意味があるんじゃないかと思います。
原作は2006年から2011年が舞台です。なぜ2023年の今の公開なのか、原作を読めばなんとなくわかります。
ですが原作から読みたい方は映画の予告編を観ないほうがいいと思います。
予告編でいきなりネタバレしちゃってます・・・。
これは残念です。
ここでは予告編の貼り付けは出来ません・・・。
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