wasabitan’s blog

読んだ本と撮った写真記録する気まぐれな日記です。

読書の冬その22。「水を縫う」

  • 著者 寺地はるな
  • 長編
  • 単行本 248ページ
  • 発売日 2020/5/26
  • 読み終えるのにかかった時間 3時間
  • 松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。
    学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが――「みなも」
    いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは――「愛の泉」ほか全六章。
    世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説。 引用:Amazon

「カレーの時間」に続いての寺地はるなさんです。

wasabitan.hatenablog.com

 

またまた登場人物達が関西弁で繰り広げるお話がテンポよく、とても読みやすいストーリーでした。

寺地さんの作品を読むのは2作目ですが、今回も家族がテーマの話でとても心温まる内容でした。終わり方もなんだか想像力がかき立てられるような最後でした。

 

そして、この作品を読み終えたあと〇〇だから、、、〇〇にしなさい、、、などとは我が子には言えなくなりました。

時代の移り代わりが描かれたストーリーです。