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著者 山本文緒
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短編集
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単行本 266ページ 文庫本 283ページ
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読み終えるのにかかった時間 4時間
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2000年 下半期 直木賞作品
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「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、もう病院なんか行かずに、がん再発で死ねばいいんじゃないかなとも思うが、正直言ってそれが一番恐かった。矛盾している。私は矛盾している自分に疲れ果てた。」(本文より)乳ガンの手術以来、25歳の春香は、周囲に気遣われても、ひたすらかったるい自分を持て余し……〈働かないこと〉をめぐる珠玉の5短篇。 引用:Amazon
短篇集でした。
正月に読んでしまったことを少し後悔するような内容の作品でした。
特に重い話ではないのですがそれぞれ出てくる主人公のリアルなネガティブ?な生き様が描かれていて、パッピーエンドで終わる話でもなく、なんとなく読み終えて深い溜め息が出ました。
ですが、これが人が生きるリアルな情景なんじゃなかいと思わされる内容でもあり
妙に納得出来る内容でした。短篇なのにそれぞれの話が深かったです。
なので正月には向かないのでは、、、と思ってしまいました笑(勝手な個人の感想です)
正月休み明けの明日からそんな日常が待ってるのかと思うといい心構えができました笑。
とりあえず正月休みは初詣も行きゆっくりで出来たので、新たな一年を楽しみ頑張りたいと思います。
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