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著者 彩瀬まる
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長編
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単行本 226ページ
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発売日 2016/2/3
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読み終えるのにかかった時間 3時間
すみれが消息を絶ったあの日から三年。真奈の働くホテルのダイニングバーに現れた、親友のかつての恋人、遠野敦。彼はすみれと住んでいた部屋を引き払い、彼女の荷物を処分しようと思う、と言い出す。親友を亡き人として扱う遠野を許せず反発する真奈は、どれだけ時が経っても自分だけは暗い死の淵を彷徨う彼女と繋がっていたいと、悼み悲しみ続けるが――。【死者の不在を祈るように埋めていく、喪失と再生の物語】 引用:Amazon
久しぶりの彩瀬まるさんの作品でした。
映画化されているようなのでぜひこれも拝見したいと思います。
なんというか純文学を読んでいるような不思議な気分になる物語でした。
「震災」と「死後の世界」が書かれていて想像の世界でしかなかったのですが読み進めるに連れて引き込まれて行きました。
読む前からどんな作品なのかチラチラ情報をみていて読むのにちょっと覚悟が必要そうだなと思っていましたが読み始めて見ると流れに任せて読むことが出来ました。
読んだ人それぞれの色々な感情が溢れ出ると思います。
ゴールデンウィークはとてもいい読書ができました。
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