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著者 寺地はるな
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長編
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単行本 256ページ
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発売日 2021/9/10
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読み終えるのにかかった時間 3時間
大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。
そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。
兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。
妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。
正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。
そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので――。
『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作!
相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。
表紙がとてもきれいだったのでついつい手を出してしました。
主人公の「道さん」のセリフがとれも潔く読んでいてハッとしてしまいた。
普段の自分の会話を思い起こし「道さん」のいう通り。。。と思いました。
あまりここに書くとネタバレになってしまうのでそれ以上は。。。
是非読んでみてください。
寺地さんの話はいつもテンポよくわかりやすい書かれ方なのでとても読みすく
スラスラ読めちゃいます。
他の作品も読み漁りたいです笑。
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